レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)

むずむず脚症候群は、脚に不快な感覚が現れ、じっとしている時に特に感じられるものです。症状には以下のような特徴があります。
むずむずする感じやぴりぴりする、かゆみや痛みなどの不快感が主に脚で起こりますが、場合によっては腰、背中、腕や手にも現れることがあります。
夕方から夜間にかけて症状が悪化する傾向があり、これが睡眠障害を引き起こしやすくなります。

日常生活において、座ったりじっとしていることが困難になり、日中の疲労感につながることがあります。

むずむず脚症候群の原因には、脳内のドパミンの機能障害や鉄分不足が関係していると考えられていますが、まだはっきりとしたことは分かっていません。

また、妊娠、慢性腎不全、鉄欠乏性貧血など、特定の健康状態が原因で二次的に発症するケースもあります。
この症状は特に40歳以上の中高年に多く見られ、日本国内では約200万人が悩んでいると推定されています。

さらに、不眠症の患者10人に1人はむずむず脚症候群によって睡眠の質が低下していると言われています。この症状を理解し、適切な対処を行うことが、より良い生活品質へとつながります。

多くの場合、鉄分不足や日常生活の習慣が原因として挙げられます。確かに、食生活の見直しや、カフェイン、ニコチン、アルコールの摂取を控えることで症状が軽減することもありますし、薬物治療によっても改善が見込めます。

治療法としては、ドーパミンの働きを補助する薬や、てんかん治療薬、外用薬などが一般的に用いられます。
しかし、これらの方法で症状が改善しない場合、別のアプローチが必要になってきます。

整体の視点から見ると、むずむず脚症候群の根本的な原因は、しばしば身体全体のバランスの乱れにあると考えられます。たとえば、身体の姿勢の悪さや、日常生活での不適切な動作が、循環不良や筋肉の緊張を引き起こし、それが神経を刺激してむずむず脚症候群の症状を悪化させるケースがあります。

したがって、症状の改善には以下のような全身を対象としたアプローチが有効です。

• 姿勢の改善:日常生活での姿勢を意識し、改善する。
• 筋肉のストレッチ:特に下半身の筋肉を中心に、定期的なストレッチを行い筋肉の緊張をほぐす。
  適切な運動:血行を促進し、筋肉の柔軟性を高める運動を取り入れる。

このように、むずむず脚症候群の治療には、薬物治療や生活習慣の見直しに加え、全身のバランスを考慮したアプローチが重要です。根本的な原因に目を向け、全身の調和を取り戻すことで、症状の改善が期待できます。

あなたが今まで治療をしたが症状が変わらなかったのはこれらの３点が改善していない為です。