腱鞘炎

腱鞘炎は、手や指の使い過ぎにより、起こる一般的な症状です。
この症状は、以下のような特徴があります。

• 激しい痛み：腱鞘炎がある箇所は、動かすたびに強い痛みを引き起こします。この痛みは、日常生活に支障をきたす可能性があります。
• 動きの制限:特に手首や指の動きが多い部分で発症しやすく、腱鞘炎によりその動きが制限されることがあります。
• 特定の活動による悪化:例えば、パソコン作業やスマートフォンの使用など、親指を多用する活動が腱鞘炎を引き起こしやすいです。

さらに、腱鞘炎には「ドケルバン病」や「ばね指」といった特定のタイプが存在します。
ドケルバン病は親指の基部の腱鞘炎で、多くの場合職業上の動作やスマホの使い過ぎが原因です。一方、ばね指は指の屈曲や伸展がスムーズにできなくなる症状です。
これらは、腱鞘炎が進行すると現れる典型的な例です。そのため、腱鞘炎による影響は日常生活に大きく影響し、早期の対処が重要になります。

腱鞘炎に対して、一般的な病院での処置は、まず安静と患部の固定が基本です。
医師はしばしば、動きを制限するためにテーピングを用いることを勧めます。これにより、腱鞘炎の部位を安定させ、痛みを和らげることができます。
次に、痛みや炎症を抑えるための内服薬や注射が処方されることが一般的です。これらの治療は、腱鞘炎の軽い症状にはしばしば効果があります。
しかし、これらの治療法にもかかわらず、腱鞘炎の症状が改善しない場合があります。

その理由は、腱鞘炎の原因が単に炎症だけでなく、日常生活の中の特定の動作や姿勢、筋肉のバランスの乱れにあることが多いからです。
腱鞘炎の根本的な原因は、これらの日常的な要因によって引き起こされることが多いのです。
ですから、「なかなか改善しない」というのが腱鞘炎の現状です。なぜなら、腱鞘炎の原因はそこではないからです。
真の改善へ向けては、治療の視点を変え、腱鞘炎のより深い原因に対処することが重要になります。

• 激手の中手骨のゆがみ：手の骨格の微妙なゆがみが腱への負荷を不均等にし、炎症を引き起こすことがあります。
• 背骨・骨盤の歪み：全身の骨格のゆがみは姿勢の悪化を招き、手首や指への過剰なストレスを生むことがあります。
• 頭蓋骨のゆがみ：頭部のゆがみは全身のバランスに影響を及ぼし、意外にも腱鞘炎に関連することがあります。

あなたが今まで治療をしたが症状が変わらなかったのはこれらの３点が改善していない為です。